症状(体調体質)の経過(8)
注意:化学物質過敏症は、人によって「何に反応するか、どのように反応するか」が違います。したがって、この記事の内容はあくまでも雪野ハル個人の経験によるものです。
生活のため、職場に復帰して3週間。
約一年ぶりだし、完治したわけじゃないので、最初の1週間は午前だけで様子見。2週目からフルタイムに移行。防毒マスクは必須。とにかくマメに換気。
業務量は今のところ手加減してもらっているので、上司の許可の上で掃除に精を出している。
初日は明らかに空気がよどんで埃ぽく、まとわりつく空気が気持ち悪かった。自分や同僚の机、書棚、コピー機、床のケーブル周辺、エアコンに換気扇に給湯室、ブラインド…とにかく手当たり次第。おかげで空気の質はマシになってきた。
高残香性柔軟剤の使用者が何人か。使用をやめてくれた人もやめる気がない人もいる。当たり前か。病気持ちの身としてはつい「香りで気分が上がる人と、香りで体調を崩す人、どちらの需要を優先するのが正当なのか」と思ってしまうけれど、世の中は多数派が強いのだから仕方ない。防毒マスクでニオイは感じないけれど、香料臭がキツい人がそばに来ると頭痛を起こすので、その度に外へ避難したり窓を開けたり。コロナ対策のアルコールも辛い。
水分補給は屋外で立ったまま、マスクをずらして。外の空気も良くないけど、屋内よりはマシなので、息を止めて急いで飲む。当然(?)、帰宅するまで絶食。
平日の睡眠8時間は確保しているけれど、どうしても疲労は蓄積してしまう。土曜日は昼過ぎまで起きられないし何も手につかず、日曜に家事をこなして平日に備える感じ。
仕事着と決めた服は汚染が蓄積し、捨てたものも数着。防毒マスクの吸収缶と合わせて、出費がかさむ。
農地が広がる田舎なので、今後、農薬が使われるようになった時の体調がどうなるか…。