はじめてのインド哲学 立川武蔵
「はじめての」というけれど私の素養が完全にゼロだったので、新書なのに通読するのにとても時間がかかったし、3回読んでもほぼ理解できなかった、がっくり。文字を目で追っている時には、わかったつもりになるけれど…読み終わってみると「何が何だかさっぱりわからん」。
哲学の発展と宗教の発展がほぼ同じ、というか、宗教の一面として哲学がある。
インド哲学史上(現存の宗教?)には世界の創造主や絶対神が居ないというのは、頭に残った。どこの国(民族)でも、創造主の概念や神話の伝承があるものと思い込んでいたので…
自分と世界(宇宙)が同一になること、同一であること。
「聖」と「俗」の捉え方、現実世界の見方、悟りに至る道。
自分の内面を見つめつつ、外界も理解すること。
理解はできなかったけれど、面白そうな世界なので他にも類書を探してみようかな。